嫌な事を思い出す。
それは俺に与えられた罰なのか?
あぁ、そうだ。
俺はどんな罰も受けなければならない。
啓吾の人生を奪った俺。
不破の人生を奪った俺。
百香の人生を捻じ曲げた俺。
そして、類子に・・・
永遠に消えない傷を・・・ 苦痛を負わせた俺。
いくら謝っても、類子の心の傷を拭い去ることは出来ない。
類子
ルイコ
るいこ・・・
俺の天使。 俺の神。
俺を抱く彼女の腕は
戦場で傷ついた兵士を救う、白衣の天使よりも優しい。
お前を見つめる時。
それが俺にとって至福の時だと、お前は気づいているのだろうか?
類子・・・
俺のナイチンゲール